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朝の集合場所となる白馬マウンテンラウンジ
白馬八方バスターミナル近隣のマウンテンラウンジを起点に白馬エリアでガイドツアーを開催するガイドカンパニー。 ガイドの方々はもちろん白馬在住で「地元の勘と経験」を活かし、ツアー当日のベストエリアに案内してくれます。プロカメラマンによるフォトセッションツアーや、 テレマークツアー、女子限定BCツアー等の様々な企画ツアーも積極的に開催していることも魅力です。
温かい雰囲気の中ツアーは進められていきます
同社の基本的なツアーは1dayツアーとライトツアーで構成されています。1dayツアーはバックカントリー経験者で一定の技術・知識(滑走、登行、用具の使い方等々)を持つ方が対象で、 ライトツアーは未経験者・経験の浅い方向けのコースです。今回はフォトセッションと呼ばれる特別企画ツアーに参加しましたのでその様子をレポートします。レベル、滑走エリアは1dayツアー同様と言えます。
スキーインストラクターとしての長い経験をベースに山スキーの世界に入った、テクニカルなライダー。ブリーザード、マムートのサポートも受けており、フリースキーの雑誌にもその滑りが掲載されています。 ツアー中や、ツアー後に滑りや用具の使い方等を丁寧にアドバイスしてくれます(やはり元インストラクターだからでしょうか)。バックカントリー特有の滑りのコツというものは中々、雑誌やネットには載っておらず非常にありがたい情報です。 また、ツアー中に見せてくれた彼のスキーはダイナミックかつ繊細でツアー参加者達を魅了してくれました。。
佐藤正昭氏のダイナミックかつ繊細なパウダーラン
(左)写真撮影に適したコースを念入りにチェックする杉村氏
著名な山岳写真家である杉村航氏がカメラマンとして同行する豪華なツアーです(杉村氏の写真は多くのスキー専門誌等の紙面を飾っています)。 白馬のバックカントリーを楽しめるだけでなく、「プロカメラマンに格好良い写真も撮影してもらえる」という魅力あるプログラムです。 写真撮影に時間を要する為、通常の1dayコースとはスケジュールや滑走時間が多少異なります。
8:00
八方バスターミナル隣の八方マウンテンラウンジに集合。
8:00-8:15
受付、当日のスケジュールの説明、登山計画書への必要情報の記入等を行う。
8:15-8:45
当日のツアー/フォトセッションのベースとなるコルチナスキー場へ移動(基本的に自家用車での移動です)。
9:40
リフト回数券を購入し、10:00運行開始のコルチナ第4リフトを目指しスタート。
(右)美しい景色の中をハイクアップ
当日の雪質は最高でフォトセッション日和に
10:15
第4リフトを下車し、すぐにシールを張り歩行モードに変更。
10:20-10:30
軽い登行の後、最初のドロップポイントへ到着。
10:30-10:50
一本目のパウダーラン、杉村氏による撮影も同時に行われる。他の参加者のトレースにかぶらないように丁寧にドロップ位置をづらしながら撮影が続けられる。
11:00-12:30
2回の休憩をはさみながら、写真撮影に適した理想のパウダーを求め登行。経験の浅いツアー参加者もいたが、ガイドの佐藤氏のサポートにより無事全員登行完了。休憩後本確的ににパウダー滑走と、撮影をスタート。
12:40-13:10
ベストなパウダーコンディションの中、各参加者ともスプレーを巻き上げ、美しいターンを繰り広げる。
フォトセッションでもあり、美しく格好よく映るように、ガイドとカメラマンより丁寧なライン取りのアドバイスが行われる。
13:20-14:00
沢の斜面を活用しながらの対面からの撮影(沢の逆の崖上から撮影が行われる)。日光とスキーヤーが巻き上げるスプレーとのマッチが非常に美しい。
14:00-15:00
コルチナのベースへ移動。
(左)光と影の美しい滑走写真(右)転倒??
栂池高原スキー場近隣でツアーガイド、カメラマン、参加者が再度合流し、レビューミーティングが行われ1日の日程は終了です。 当日撮影された写真を確認し、写真購入希望者は写真を購入出来ます。もちろんフォトセッションでありプロカメラマンによる撮影である為、写真データは有料での購入となります。
佐藤ガイドの滑りは本当に美しく、参加者を魅了します
アットホームな感じのガイドツアーが魅力です。大きなツアーグループを組むことは少なく、少人数でツアーを行うことが多いようです。それに加えて今回ガイド頂いた佐藤さんはとても「温かい」キャラクターで、緊張しがちなガイドツアーを楽しく過ごさせてくれます。また、ツアー中にはバックカントリー用品の正しい使用法や、滑り方のコツなども教えてくれました。同社はビギナー向けのライトツアーも開催していますので、一度バックカントリーを試してみたい!という方にはとてもお勧めなガイドカンパニーです。