朝の集合場所となる八甲田山荘内事務所
東北でも指折りのバックカントリーエリアとして知られる八甲田山。「山まるごと」楽しむことが出来ると言っても過言ではないエリアです。その起点となる八甲田山ロープウェー乗り場至近くにベースを置く、25年以上の歴史を持つ名門ガイドカンパニーが「八甲田山ガイドクラブ」です。八甲田には幾つかのツアールートありますが、同社のツアーに参加すればそれらのツアールートだけでなく、地元ガイドのみが知る魅力的なルートにも案内してくれます。
八甲田山ロープウェーを活用した機動力が魅力
一般ガイドツアーは1日コースと半日コースで構成されています(1日コース:5,000円、半日コース:3,500円)。 厳冬期の1日コースでは基本的にロープウェーを午前・午後と2回使う為十分な滑走距離を楽しめます。 また4月上旬以降は行動範囲を一気に広げたロングツアーを楽しむことが出来ます。 厳冬期でも、春スキーでも思いっきり滑りたい!という方には非常におすすめです。 バックカントリー未経験者・初心者向けのツアーは容易されておりませんので、ビーコンの使用方法やシール登行技術等は事前に習得しておくことが求められます。 同社の一般ツアーは予約不要で当日直接の申し込みとなります(春季特別ツアーは要予約)。
八甲田山ガイドクラブのベース(事務所・受付)は宿泊施設、レストランのある八甲田山荘の中にあります。 同山荘は夕食も美味しく(ボリュームも満点)ツアー参加者の方にも人気です。山荘とロープウェー山麓駅は徒歩一分の距離であり、駐車場もすぐ隣にあります。 山荘内にはレストランもあり、1日ツアーで昼休憩を山荘で取る際は、温かくて美味しいご飯を食べることができるのも同社ツアーの魅力です。
八甲田山ガイドクラブのベースとなる八甲田山荘
8:15まで
受付(申込書記入、ツアー料金の支払い当)。
9:00‐9:10
ロープウェーの始発に乗り山頂駅を目指す。
9:10- 9:30
ロープウェー山頂駅でツアー参加者集合。出発時間等ガイドの指示を待つ。 9:25分に山頂駅を出発し、まずはビーコンチェックが行われる。
9:30-9:40
スキー板をかつぎ軽い登行を行う。
9:40-9:50
シール登行の起点まで軽い滑走を楽しむ。
9:50-10:30
シールを装着し、傾斜の緩いエリアを登行しドロップポイントまで移動。
(左上)山荘の事務所内 (左下)山頂駅での集合の様子
大斜面にツアー参加者が順番にドロップイン
10:20-10:30
ドロップポイントに到着し、スキーモードへの変更を行う。いきなり大斜面が目の前に現れる。なかなか体験することの出来ないビッグな斜面にツアー参加者のテンションは最高潮に。
10:30-10:40
ガイドに続き、参加者が順番に滑走開始。4月上旬でも前日の降雪があり、十分にパウダーを楽しむことが出来た(多少重めではあるが)。
10:40-11:00
全員が滑り終えた後、休憩を挟みながらスキー板を担ぎ軽い登行を行う。
11:00-11:30
ロングなツリーランが始まる。ツリーランとトラバースを繰り返し、山をどんどんと滑っていく。他のエリアでは中々楽しむことの出来ないロングなツリーラン。斜度も適度であり、4月であってもパウダーであり、非常に快適な滑走を楽しむことが出来た。
11:30-11:45
みちのく深沢温泉の看板が見える麓の道路に到着。山荘のマイクロバスが迎えにきており、それに乗車し山荘を目指す。
11:40-12:30
山荘に到着し各自昼休憩。
(左)軽快なツリーラン (右)深沢温泉入口よりバスで移動
13:20
再度ロープウェーに乗車し山頂駅集合。午後は火箱沢コース。火箱沢コースは八甲田ガイドクラブでもなかなか滑らない珍しいコースとのこと。これぞガイドツアーに参加する醍醐味と言える。
13:20-13:30
スキー板を担ぎ、軽い登行を行う。
13:30-13:40
午後からはシールを一度も使用することなく、いきなり滑走開始。適度に広く、適度な斜度の斜面を滑走。登行なくこのような斜面に滑り込めるのは八甲田山の魅力。
13:40-14:00
トラバースで移動。木が生い茂る中の移動であり多少苦労する参加者も。
14:00-14:30
なかなかルートとして選ばれないコースでもあり、ガイドの方も作戦会議をしながら参加者を慎重に案内。休憩を挟みながら、トラバースと滑走を繰り返し一気に山麓へ移動。
14:30-15:00
麓にピックアップに来ているバスに乗車し、山荘へ移動。その後山荘にて解散。