バックカントリー、パウダー向けスキー板|SALOMON(サロモン)

QSTシリーズはライトウェイトフリーライドモデルに分類され、ゲレンデパウダーからバックカントリーシーンまで幅広く楽しめる製品。その中でもQST BLANKはエキスパートが駆るビッグマウンテンスキーとしての一面を持つフラグシップモデル。QSTシリーズの中でもっと太いセンター幅112mmのセンター幅を持っている。シリーズの中でも最も顕著なロッカー形状を持っており、ディープパウダーでの高い浮力、操作性が実現されている。QST BLANKでは新しいロッカー形状が採用され（トップの最太部がセンターよりになっている）深雪での操作性だけでなく、圧雪バーンでのグリップが高まっている。スキー全体にはカーボン補強がされており、トップ部には振動吸収性を高めるコルクダンプリファイヤーが採用されている。様々なコンディションでの高い走破性が魅力のスキー板と言える。

先行してフルモデルチェンジしたQST BLANKとQST98の魅力を取り入れし2022‐2023にフルリニューアルされた機種。QST106(QUESTワンオーシックス）は106mmのセンター幅を持ちパウダーから、ゲレンデまで高いオールラウンド性能を持つモデル。ロッカー形状はQST BLANKに比べて緩めにに設計されており、接地面積が長くなっていることより圧雪や硬い斜面でのカービング性能がより高くなっている。足下にはBlankと同じくグリップ力を発揮するダブルサイドウォールが新規採用され高い安定性とパワー伝達力が実現している。コルクダンプリファイヤーにより振動吸収性も強化されており、踏み荒らされたパウダーでも高い安定性を実現している。しっかりした板でもあり、深雪の中でも高い反発を楽しむことが出来る。

QSTシリーズの中で最も高いオールラウンド性能を持つモデルと言える。オン、オフの両方を50対50ぐらいの割合で楽しみたいスキーヤーにおすすめのモデル。ロッカー形状はQST BLANK、106に比べて緩めの設定になっており、グルーミングバーンでの滑走性が116/106に比べ重要視されていると言える。足下にはグリップ力を発揮するダブルサイドウォールも採用されている。また、チタニウムで補強されていることに加え、テール側のフレックスが高めに設計されており、テール部よりに荷重することにより高いカービング性能を楽しむことが出来るとの評価を得ている。振動吸収性を高めるコルクダンプリファイヤーも採用されており、踏み荒らされたゲレンデパウダーにもチャレンジし易い。

QSTシリーズの中でもよりオンピステでの滑走性能に重点が置かれたモデル。カービング性能も高く（回転半径15-18m）ゲレンデをメインにパウダーも滑りたい技術志向のスキーヤーにおすすめ。オンピステでの走りもしっかり感じられる。ロッカー形状はTop18%,Tail12%。振動吸収性を高めるコルクダンプリファイヤーも採用されている。

2020-21季にデビューしたSTANCEシリーズはメタルシートが挿入された、オンピステでも強いエッジグリップと走りを楽しむことのできるフリーライドスキー。QSTシリーズはメタルは挿入されていない軽量フリーライドモデルの位置づけで、パウダー滑走、バックカントリーでの使用により適合している。STANCEはそれに対してオンピステでの高速滑走からゲレンデパウダーを主に楽しみたいスキーヤー向けのモデルと言える。ファットスキーであっても高いカービング性能を持っている。Stance102はセンター幅102mmとなっており、パウダーでも十分な浮力を楽しめる（パウダーに重点を置くのではあればメタルが挿入されていないフレックスのより柔らかいQSTシリーズがお勧めと言える）。ロッカー形状はTop21%,Tail16%。

オンピステでの確かな性能を備えつつ、オフピステに対応するプロポーションを備えたスキー。ゲレンデに縛られずにあらゆる斜面にチャレンジしたいスキーヤーに最適。ゲレンデ＋ゲレンデ内のパウダーゾーンを楽しみたい方やオフピステへの最初のステップとしてお勧めできるモデル。ロッカー形状はTop18%,Tail12%。

2020-21季にデビューしたSTANCEシリーズ(STANCEシリーズの紹介はSTANCE102の紹介にて)のセンター幅90mmモデル。他社よりも多くラインナップされている、センター幅90mm前後のワイドなカービングスキーと位置づけられる（ブリザード：ブラーマ88、ノルディカエンフォーサー88等）。Stanceシリーズの中でも最もオンオンピステでのカービング性能に重点が置かれたモデルと言える。ロッカー形状も浅めであり(Top16%,Tail11%)、2枚のメタルシートの効果によりハードパックなバーンでも楽しむことが出来る。

STANCEシリーズのセンター幅84mmのモデル。メタルとカーボンが適所に配置されたTI-Cフレーム構造（メタル補強はセンター部のみ）が採用されており自然なフレックスを出しやすく、上位モデルに比べて扱いやすい設計となっている。軽量設計でもありパウダーでも取り扱いがしやすい。ゲレンデを中心にスキー場の非圧雪コース等にチャレンジしたいスキーヤーにおすすめ。

登高をサポートする軽量性と峡谷や急斜面を滑降する際の安定性を兼ね備えたNTNシリーズは2022-2023にフルリニューアルされた。同シリーズの中で最も幅広の96mmのセンター幅を持つモデル。174cmであってもその重量は1390g/片側と超軽量設計になっている。カルバウッドの芯材をベースにカーボンで補強されている。スキートップには振動吸収機構であるコルクダンプリファイアを搭載している。

2022-2023にフルリニューアルされたツアーモデルMTNシリーズの中でセンター幅86mmの中間的なセンター幅を持つモデル。カルバウッドの芯材をベースにカーボンで補強されている。スキートップには振動吸収機構であるコルクダンプリファイアを搭載している。

サロモンのツアーモデルMTNシリーズの中で最軽量の980g/片側(164cm)のモデル。超軽量設計がツアリングスキーでの行動力を広げてくれる。ロッカー形状も浅く、パウダーからハードな斜面まで高いオールラウンド性能を持っている。カルバウッドの芯材をベースにカーボンで補強されている。スキートップには振動吸収機構であるコルクダンプリファイアを搭載している。