アバランチ(avalanche)とは雪崩を意味します。バックカントリーでは常に雪崩の危険潜んでいることを忘れてはいけません。万が一雪崩に襲われた時に初めて活用する道具ではありますが、 以下1-3の3種の神器と言われるビーコン、ショベル、プローブ(ゾンデ)を最低限携行する必要があります。 携行するだけでなくそれらの使用法を正しく知ることも求められます。リフトアクセスでコース外(自己責任エリア)を滑る、いわゆる ”サイドカントリー” でも携行が必要です。 雪崩はバックカントリーで最も危険なリスクの一つであり、これに備えて、これらの3種のギアを常に携行することはマナーであり、ルールであり、義務でもあります。 雪崩への対応とギアの使い方に関しては講習会も多く開催されていますので参加をおすすめします。
ビーコンには二つの役目があります。一つ目の役目は、「見つけてもらうこと」。雪崩で埋まった際に捜索者に居場所を知らせることです。 スイッチを入れて所持しているだけで雪崩にあった際の自身の生還の可能性を飛躍的に高めます。 二つ目の役目は「見つけること」です。グループの一員が雪崩に巻き込まれた際にその対象者を探索することです。 素早く捜索するためには、携帯していても使い方を知らないと意味がありません。操作の習得が必要となります。
Barryvox
メーカー:MAMMUT
アンテナ:デジタル3アンテナ
重量:205g(電池含む)
サイズ:115-67-27mm
雪崩に埋まった人を掘り出す為に主に使用するものです。 パウダースノーであれば手やスキー板で掘り返すことが出来ると思うかもしれませんが、雪崩が起こった後には「デブリ」という固いの雪の塊が発生し、 ショベル(スコップ)なしで雪を掘ることはほぼ不可能な状態になります。迅速な救出を実現する為にショベルは欠かせない道具です。 また、雪の状態を確認し雪崩の可能性を見極めるためのピットチェックを行う際にも使用します。
スペードテックショベル
メーカー:G3
サイズ:57-79cm
ブレードサイズ:20.5×20.5cm
重量:630g
アブィテックショベル
メーカー:G3
サイズ:66-86cm
ブレードサイズ:24.0×26.5cm
重量:770g
ゾンデとも言われているもので、2.5-4mの棒で雪の中へ深く差すことで雪崩に埋まった人の場所を突き止めるための道具です。 バックカントリー用のプローブは、ほとんどがコンパクトに分割収納でき、使用の際には素早く組み立てられるように設計されています。 短すぎると十分な捜索ができなかったり、径が細すぎると固い雪にささらず曲がってしまうこともありますので注意が必要です。
300 カーボンSpeed Tech
メーカー:G3
全長:308cm
収納寸法:43cm
重量:284g
240 Speed Tech
メーカー:G3
全長:248cm
収納寸法:40cm
重量:231g